はじめに
以前、iDeCoについての記事を書きましたが、2025年度の税制大綱によりiDeCoが改悪されていると話題になっていますね。
iDeCoの変更点
①掛け金の増額
自営業か会社員かで総額する金額に違いがありますが、ざっと調べた限りではこんな感じ。間違ってたらすいません💦
これは喜ばしい改定ですね。
②70歳までiDeCo拠出可能
今までは65歳まで拠出可能でしたが、70歳まで拠出可能になるようです。
➂5年ルールが10年ルールへ
iDeCoを一括で受け取る場合、『退職所得控除』の対象となり、一定額までは非課税となりますが、例えば、退職金と同時にiDeCoを受け取ると、合算されてしますので、その金額によっては税負担が発生してしまいます。
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iDeCo受給から5年経過すると会社からの退職金にも退職所得控除が満額利用できます。(5年ルール)
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しかし今回の改正で、5年ルールが10年ルールに改悪されました。
つまり、今までであれば、60歳でiDeCoを一括で受け取った場合、65歳で退職金を受け取ると退職所得控除がフルで利用できますが、今後は60歳でiDeCoを一括で受け取った場合、70歳以降に退職金を受け取らないと税負担が増える可能性があるということです。
最後に
60歳まで資金拘束する制度なのに後から改悪するのは批判が噴出するのも当然ですよね。『貯蓄から投資へ』を掲げ新NISAをスタートさせた政府ですが、このiDeCoの改定は掛け金は増額されますが、結局、しれっとで増税をしかけてくるとなるとますます信用できませんね。
今回は『改悪された場合に、身動きがとれなくなる』という致命的デメリットが露見してしまいました。
やはり僕は当面、新NISAで老後資金を準備する航路を愚直に進んできます!
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